たびれこ

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宝塚ステージスタジオ:メイクステージ体験記

ヅカオタなら一度は憧れる宝塚ステージスタジオ,メイクステージの予約が運良く取れたので行ってきました.

めっちゃ良かったです!!
既にまた行きたい気分になってます!!!

という魂の叫びは置いておいて,体験レポです.


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プラン選び

まず,撮影プランを選びます.
ここで選んだコースは途中変更できません.

公式サイトに紹介されている通り,ルビー,サファイアのプレミアムパックか,オリジナルコースからの選択になります.

期間限定キャンペーンはプレミアムパック限定で行われていることが多いので,その時々の希望と照らし合わせて決めましょう.

プレミアムパック(ルビー,サファイア):¥22,000(A4サイズ)

ルビーコースが上半身+全身,サファイアコースが衣裳2着になります.
セット内容はいずれも以下になります.

  • 写真2枚(全身・上半身)
  • L版写真2枚(オリジナルケース付)
  • スペシャル2面台紙
  • シール2枚
  • カレンダー2枚

オリジナルコース:¥14,800(A4サイズ)

衣裳1着,A4サイズの場合の値段が¥14,800です(A5サイズの場合は¥14,300).

衣裳2着の場合は,A4,A5それぞれ以下の値段になります.
プレミアムコース(サファイア)との差額はA4が¥1,800,A5が¥2,100になります.

  • A4サイズ:¥20,200(¥14,800+¥5,400)
  • A5サイズ:¥19,400(¥14,300+¥5,100)



衣装・背景選び

公式サイトにも紹介がある衣裳から,着るものと背景を選びます.
同時に,台紙に入れる写真とL版写真の切り方も指定します(台紙:全身,L版:上半身などの指定も可能です).

写真撮影における男役と娘役の違い

娘役については,撮影の際ドレスの中に隠し踏み台を設置して貰えます
身長に応じて,台の大きさを背景に合うものにしてくれているようです.
違和感ない等身で着こなしたい場合は,(ジュリエット以外の)娘役ドレスの方が良いかもしれません.

男役(とジュリエット)は,ヒール高5cm程度のブーツを着用しての撮影なので,実際の身長が等身に響きます.

男役・娘役の選択について

娘役と男役を選択することも可能です.
この場合,メイクが薄い娘役の撮影が先,男役の撮影が後になります.
また,下地の塗替えは行わないため,比較的色白の男役になるそうです.

娘役→男役の時は,オスカルなど色白のキャラを選んでおくとしっくり来るかもしれません.

なお,下記ブログによると,トートについては男役単独がオススメなようです.
娘役をベースにしてしまうと血色の良すぎるトート閣下になってしまうんだとか.奥が深いです.

衣裳を選ぶと,ロッカールームに通されます.
ロッカールームから奥は男性禁制エリアになります.


着替え

巻きタオルのような下着を2枚渡されるので,小さい方を胸元に,大きい方をスカートのように履きます.
渡された透明カバンに貴重品だけを入れて衣裳ルームに向かいます.


舞台メイク(メイクステージの場合)

娘役(全体メイク)

ドーランとフェースケーキを使ったメイクになるので,陰影を入れる順序が通常のメイクと逆になります
今回は,生え際,全体シャドウ,ハイライトの後でフェースケーキでした.
(厳密には,陰影を入れ終わってからパウダー,フェースケーキ,再パウダーだった気がします)

眉下の三角形はピンク系の色で濃い目に入れてらっしゃいました.
目頭と目尻に白系のアイシャドウを飛ばしてから,ルボタンでアイラインでした(茶→黒だったと思います).
まぶたのアイホールをほぼ塗り潰すごんぶとアイラインに思わず慄いてしまいましたが,写真を見たら違和感ゼロでした.
レフ板効果も大きいのでしょうが,撮影環境様々です.

そして下睫毛はなんと7本も引かれてました.
しょ,職人技だ…!

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娘役→男役後の写真(後述)なので,眉毛太め,目頭もくっきり目です




男役(娘役からのポイントメイク変更)

眉,アイライン,アイシャドウが娘役メイクからの追加ポイントになります.

娘役はシュッとした細めの眉ですが,これを太めの眉に変更します.
グラデーションも入れ直しになるので,眉を描き直して貰っている時間が体感的には長いです.

アイライン(目頭・目尻)

娘役の時は目頭の鋭角三角形を強く入れていないのですが,男役の場合はかなりハッキリ入れるようです.
また,目尻も長めにラインを入れます.
目尻上側のアイラインは,足した目尻のアイラインの長さに応じて描き込みが追加されます.

アイシャドウ

今回はオスカルだったからか,目尻下側にブルー系が足されました.
希望したら目頭のアイシャドウにも淡目にブルーを足して貰えました.
この辺のさじ加減は個々人が持っているキャラの印象による気がしたので,思う所があればメイクさんに言ってみると良いかもしれません.

諸注意

本エントリで紹介している,舞台メイク付きのメイクステージとは別に,衣裳貸出・撮影のみのショートステージもあります.
この場合は,自分でメイクを行い,着付け・撮影のみスタッフにお願いすることになるそうです.

以前,はじめてのコスプレ:宝塚風メイク編を書きましたが,ステージスタジオの撮影はレフ板3枚を使用した撮影になります.
かなり白飛びするので,本メイク手法を使う場合は濃っ!!てくらいがちょうど良さそうに感じました.

レプリカ衣裳着用

娘役

上半身と下半身が分かれた構造になっています.
基本的にフリーサイズのようで,タオル等でウエストを調整してから縛り上げて着付けて貰います.
輪っかのドレス中央に立つよう指示されるのですが,ドレスの中に椅子があったりして衝撃的でした.

男役

男役衣裳は当然のごとく上半身と下半身に分かれています.
身長が低い人でも着れるように,ズボンはサスペンダー着用も可能になっています.
…が,ブーツで稼げるヒール高はせいぜい5cm程度なので,軍服等は思いのほか身長が頭身に響く印象を受けました.


撮影

レプリカ衣裳を着用したらいよいよ撮影です.
前の方が撮影中で撮影待ちになる場合,娘役は(ドレスの中に)椅子を用意して貰えますが,男役は直立不動で待機です.根性で頑張りましょう.

撮影スタッフさんはこちらが思っているよりも本気なので,とっても細かく指示してくれます.
厳しい姿勢でも,スタッフさんが振る黄色いお花を目印に笑顔とポーズをキープしましょう.
「これしき,長谷川一夫先生の今宵一夜の比じゃないですよね!」と思えばどうとでもなります.

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戴冠式エリザベート
前髪ありの鬘を選択しています



衣裳体験後

衣裳体験が終わったら,そのまま更衣室に通されます.
ここでの写真撮影は可能なので,折角のメイクを崩さないよう前開きの服で行くことを強くオススメします
スタッフさんにお願いすれば顔だけ宝塚風の写真を撮影して貰うことも可能です.


おわりに

前月頭に予約がすべて埋まることで有名な宝塚ステージスタジオですが,それだけの価値は十分にあります.
レプリカとはいえ,思い入れのある宝塚衣裳を公式準拠のメイクで着れるのは他スタジオにはない利点ではないでしょうか.
個人的には,機会があれば是非とも二度目,三度目と使用したいサービスだと思います.




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