CSスカパー!宝塚スカイステージ契約を機に,自宅にnasneを導入しました(2014年4月頃).
スカステの低画質を劣化させないようDR画質で録画すると,1TBが瞬殺でなくなることが判明したので,外付けHDDも併せて導入します.
nasneにした理由
TVを持つ気がないのと,シングルチューナなら低価格で環境構築できることが決め手でnasneにしました.
ネットワーク対応BDレコーダと同様,nasneもスマホ等から遠隔予約できます.
予約に使用するCHAN-TORUはブラウザでの利用になるので,下記の通り比較的広範なモバイル環境に対応しています.
β版と銘打たれてますが,今のところ不具合・取り逃しは発生していません.
【推奨動作環境】
●スマートフォン、タブレット
・SonyMobileCommunication Xperia™シリーズ
・Android2.2以上の端末(4.0以降の場合、Chrome推奨)
※ただしFirefoxは未対応
・iPhone/iPodTouch(iOS5.0以降)
・iPad(iOS5.0以降)●PCブラウザ
・Windows Internet Explorer 9.0以降
・Windows Firefox 20.0.1以降
・Windows Chrome バージョン 26.0.1410.64m以降
・Mac Safari 6.0.2(8536.26.17)以降
・Mac Chrome 26.0.1410.43以降
・Mac Firefox 20.0以降●BDレコーダー
Gガイド.テレビ王国CHAN-TORUとは
※一部、DVDレコーダーにも対応しております。
ご利用可能な機能はこちらをご確認のうえ、ご利用ください。
※2015年6月1日現在。
また,スマホアプリnasne accessで,スマホ・タブレットを使用した録画番組の遠隔視聴が可能です.
試用期間以降はアンロック料金500円が必要になります.
宅内Wi-Fi環境下での初期設定が必要なので,試用期間中の動作確認は忘れずに行いましょう.
環境構築手順
セットアップと言うよりは,主に配線周りの環境構築手順です.
nasneの動作確認
ひとまずnasneを通常通りセットアップし,地上波デジタルが受信できることを確認します.
再生ソフトウェアは色々出ていますが,2015年現在であれば,VAIO以外にもきちんと対応している純正ソフト「PC TV with nasne」あたりが無難かと思います.
純正だけあって,うっかりnasneファームウェアをアップデートしてしまって番組が見れない!ということが発生しにくいです(サードパーティソフトと比較して).
最初はDiXiM Digital TV plusを使用していたのですが,2014年上半期のファームアップデートで使用できなくなってしまった時期があったため(現在は使用可能です),我が家ではPC TV with nasneとDiXiM Digital TV plusを併用しています.
個人的には,それぞれ以下のような印象です.
いずれのソフトも,録画番組が増えてくると動作がモッサリしてきます.
PC TV with nasne
- メリット
- 安い(¥3000)
- 動画再生に加え,新規予約(番組表予約),予約状況確認が可能
- nasneファームウェアアップデートの影響を受けにくい
- デメリット
- 録画数が増えてくると動作が遅くなる.起動からしてレスポンスが遅い
- 録画数が増えてくると頻繁に落ちる
DiXiM Digital TV plus
- メリット
- PC TV with nasneよりは起動が早い(体感)
- デメリット
- 高い(定価¥6151)
- たまにセールしているが,それでもPC TV with nasneの方が安い
- 予約関連の機能は一切ない
- nasneファームウェアアップデートの影響で視聴できなくなる場合がある
- 高い(定価¥6151)
混合器の取り付け
nasneは入力系統がひとつしかないので,CSを受信するときは混合器が必要になります.
フレッツTVなど出力側が1系統の場合についても,壁面出力と比較して信号レベルが低いときは,信号レベルを上げるために混合器を設置するのも一手です.
(混合器の構造上,地上波デジタルのみの信号改善になります)
混合器の表記に従い,地上波デジタルとBS・CSを接続します.
混合器の出力端子とnasneの入力端子を接続するケーブルは短めで良い気がしたので,以下のTVケーブルを使いました.
付け終わるとこんな感じになります.
配線の都合で混合分波器が宙に浮いてますが,今のところ問題は起きていません.
外付けHDDの取り付け
2014年型のnasne(CECH-ZNR2J)は2TB HDDまでの動作保証だったので,縦横いずれでも設置可能なIO DATAのHDCL-UT2.0KBを購入しました.
設置場所の関係上,地震が怖いので.
設置場所によっては,静音モデルでも結構音が出てうるさいので,100均の耐震ジェルを四隅の下に敷きます.
メンテナンス性を考えて,接地面の剥離紙を剥がし,HDDと接触する面は剥離紙を残したままにしておきます.
HDDをちょっとずらしたところ
配線の整理
上記と並行して,ネットワーク機器の配線を見直します.
回線事業者のメンテナンスや内部DNSエラーで,ONUやルータを再起動することが結構あるので,近場のスイッチ付OAタップに全配線を寄せました.
汚い配線ですが,タップスイッチで各機器の電源ON/OFFが出来るようにしています
nasneは100均ブックエンド2個で立ててます
おわりに
TV配線すらやったことがないズブの素人でも,説明書通りに設置すれば難なく設置できました.
2015年現在はPC TV with nasneも,nasne accessも比較的安定してきたので,安価に録画環境を実現したい場合は十分候補になると思います*1.
*1:2014年は,そもそもVAIO PC以外で動作するPC TV with nasneが無くて苦労したので