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個人旅行でモン・サン・ミッシェルを満喫しよう

フランスの観光地と言えば,ヴェルサイユ宮殿やルーヴル美術館など,枚挙に暇がありませんが,有名どころのひとつにノルマンディー地方のモン・サン・ミッシェルが挙げられると思います.

パリから少し離れていることもあり,バスツアー等を利用される方も多いとは思いますが,ホテルに泊まってゆったり観光するなら個人旅行がオススメです


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個人旅行を勧める二つの理由

1. 観光時間をしっかり確保できる

もはやこれが8割方の理由と言っても過言ではないです.


パリからモン・サン・ミッシェルに向かうルートには以下の3パターンがありますが,最も本数が多いのがRennesからの路線バスを利用するルートです.

  • Rennes(レンヌ)駅から路線バス
  • Dol-de-Bretagne(ドル・ド・ブルターニュ)駅から路線バス
  • Pontorson(ポントルソン)駅からローカルバス


鉄道最寄駅はPontorsonですが,意外とバスが無いです.
というか,そもそもPontorsonに向かう電車自体が少ないです.
Rennes駅から出る路線バスはPontorsonを通過するだけで停まりません.


Paris Montparnasse駅からRennes駅までは2時間半ほどかかりますが,TGVで行けるので,一番行きやすい経路になるかと思います.

Rennesからモン・サン・ミッシェルへのバス時刻表(2015年上半期版)がこちら.

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モン・サン・ミッシェル行きバス時刻表(公式サイト)


本数が多いと言えども,1日4本しかありません.

日帰り旅行の場合は,昼間に運行されている3便のいずれかに乗るしかありません.


モン・サン・ミッシェルと言えば,修道院に続く大通りであるGrand Rueが有名ですが,それ以外の脇道も歩いてみると存外見所があったりします.
干潮の時であれば,ガブリエルの塔から島沿いを歩いて行ってサント・オベール礼拝堂(Chapelle Saint-Aubert)に行っても良いですし,夜にはライトアップもあります.


パリから片道4時間近くかかる観光地ですし,
「修道院を駆け巡ってオムレツを食べて帰る」 だけでは少々もったいない気がします.



2. 泊まるホテルが自由に選べる

残りの理由がこれです.
旅行代理店のツアーだと宿泊可能なホテルが限定されるのか激戦になることもありますが,個人で手配すると意外とすんなり取れたりします

何より,お財布と相談してホテルを決められるというのが大きいです.
手数料も取られませんし,運が良ければ無料アップグレード!なんてこともあります.

日本人観光客が多いこともあり,ホテルの方々が日本語で話しかけてくることもあるくらいなので,はじめての個人旅行でも比較的スムーズに過ごせる地域だと思います.


モン・サン・ミッシェル近辺のホテル

2012年,2015年の旅行計画を立てた時に調べたホテルの一覧です.

島内

オムレツで有名なPoulard系列をはじめ,いくつかのホテルが島内にあります.
14世紀頃の建物をそのまま使用しているホテルも多いので,中世にタイム・トリップしたような気分を味わえます.
(バス・洗面所はモダナイズされているので問題ありません)


モン・サン・ミッシェル修道院に近い順で並べると以下になります.


このうち,Poulard系列であるLes Terrasses Poulard,La Mère Poulardについては,ツアー会社が団体客用に押さえている確率が高いです.


それ以外のホテルについては,個人旅行での利用者が多いのか,部屋の空きがあれば問題なく予約できます.
2つ星ホテルのLe Mouton Blancなどは意外とコスパが良く,レートによっては1部屋1泊 ¥15,000くらいで泊まれます(2015年現在).

ただし,島内ホテルは基本的に部屋数が少ないので,旅程が決まった段階で予約を入れた方が良いです.

対岸

対岸ホテルは,ここ数年の再開発で一気に増えたようです.
島内でおみやげを買い忘れても,超ビッグなスーパーマーケットでいくらでも買えます.
朝食は言わずもがなです.

モン・サン・ミッシェルと対岸の間のシャトルバス(無料)は午前7時~翌日午前1時くらいまで運行しているので,対岸ホテルも十分候補に挙がると思います.


実際に対岸エリアを歩いて確認しましたが(2015年),Emi TRAVEL PARISさんの紹介ページが綺麗にまとまっていたので引用させて頂きます.

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Emi TRAVEL PARIS


Emi TRAVEL PARISさんの紹介ページの通り,対岸のホテルは以下になります.


対岸ホテルは,Le Relais Saint Michelの2階以上であれば,モン・サン・ミッシェルを部屋から臨める確率が高いです.
Le Relais Saint Michelの1階フロアについては,目の前の樹木が視界を遮ることがあります.
フロアごとにランクも名称も異なるので,予約の際によく確認しましょう.

  • 1階:Saint Michel Room(現地0階)
  • 2階:Deluxe Room(現地1階)
  • 3階:Prestige(現地2階)


それ以外のホテル場合は,遮蔽物のないクエノン河口ダムのダム橋が確実性の高いビューポイントになると思います.
いずれにしても,対岸からモン・サン・ミッシェルを臨む場合はちょっと遠目になるので,一眼レフをお持ちの方は55mm以上のレンズを持っていくと良いと思います.
標準レンズキットの広角レンズだと,ちょっと寄せきれない感じがありました.


おわりに

島と対岸を結ぶ橋の工事もほぼ終わり,これからも観光客が増えていくと思われます.
何度も行くのはちょっと難しい場所なので,自分に合った観光プランで,思いっきり遊びつくしましょう!




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